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(このページの製作者は 頭蓋調整、その他治療 のプラクティショナーです)
マルタ島旅行 (060114〜060124まで、マルタ島に行って来ました)
  
・マルタ共和国(マルタ島について)
マルタ共和国は、イタリアのシチリア島のすぐ下に浮かぶ、淡路島より少し小さい島国です。(右図)
島の構成は、首都ヴァレッタのあるマルタ島、その1/3ほどの広さのゴゾ島、2つの島の間に浮かび更に小さいコミノ島より成り立っています。(下図)
場所的には、イスラム教とキリスト教の鬩ぎ合いの真ん中に位置し、文明の衝突の舞台でもありました。
・マルタ島の観光資源
マルタ共和国の観光資源は、大きく3つに分けられます。
T、紀元前のアトランティス時代に造られたと思われる古代遺跡群、
U、中世に造られた城塞都市としての街並み、
V、地中海に浮かぶリゾート都市としての顔、
これらは全く異なった趣を持っており、淡路島より少し小さい島に混在しています。
今回の旅行では、古代遺跡群と城塞都市について短い間でしたが周って来ました。
目次 @ヴァレッタ 16世紀に造られた城塞都市、ヴァレッタ 27枚
Aスリーシティ ヴァレッタの右側に位置する旧市街 12枚
Bマルタのバス マルタではバスのみが公共交通機関です 6枚
Cイムディーナ 15世紀以前に首都だった都市 6枚
D古代神殿遺跡 紀元前5000〜2000頃の古代遺跡 30枚
・タルシーン神殿、・アールダラムの遺跡、・ハイジャーイム神殿、
・イムナイドラ神殿、・タハージュラ神殿、・スコルバ神殿、
・ジャガンティーア神殿(ゴゾ島)
Eカートラッツ 古代遺跡と同時代と思われる轍 8枚
・アールダラム、・クラップハムジャンクション、
・アズレウィンドー(ゴゾ島)
Fマルタ島その他の風景 2枚
Gゴゾ島ビクトリア ゴゾ島の中心都市、城砦(チタデル) 8枚
Hゴゾ島その他の風景 5枚
★ヴァレッタ及びスリーシティについて
マルタ共和国の首都ヴァレッタは、マルタ島の東部、2つの入り江に挟まれる事で半島を形成しているシベラス半島に建設された城塞都市です。
シベラス半島の右の対岸には3つの小さな入り江により形作られた3つの小さな半島、左側の対岸には二つの入り江に挟まれた島と小さな半島があります。
元々は、聖ヨハネ騎士団がシベラス半島の右対岸の小さな半島に城塞を構えた事(1530年)がこの地域の都市化の始まりです。その後、オスマントルコの大群により包囲攻撃(1565年)を受け、その時の辛苦より、まだ手が付けられていなかったシベラス半島そのもを、より強固な要塞とするべく、綿密な都市計画に基づいて要塞都市ヴァレッタが建設されました。
実際に、これらの都市や半島を歩いてみると、ヴァレッタ市街は、まっすぐな道路が碁盤の目のように縦横に走り、まさに計画的に造られた街だと実感しました。
それに対して、右対岸の旧市街は、道路も所々蛇行しており、城塞であると同時に自然発生的に街が出来あがった感じが伝わって来ます。
私は、ヴァレッタよりも、右対岸の旧市街に親近感を感じました。
実際、この旧市街を歩いていて、中世のヨーロッパにタイムスリップした感じに襲われました。
これら中世の街に対して、シベラス半島の左側のスリーマ地区は、ホテルや商店、アパートが林立し、良くも悪くも現代の都市と言う感じがします。
@ヴァレッタの風景 トップに戻る
ヴァレッタ市の入り口、シティゲート、
この向こうにメインストリート、手前にバスターミナルがあります
シティゲートを抜けたところ、広場になってメインストリートに続きます
メインストリート、縦に石畳の道が続きます
夜のメインストリート、ただし6時を過ぎるとあっという間に閑散となります
更に歩いて行くと、なだらかな下り坂、岬の突端の要塞(聖エルモ砦)へ続きます
街角のところどころに、聖像が
メインストリートと平行に縦に幾つもの細い路地が岬の突端へと続きます
ダウンタウンの四つ角、向こうに海が見えます
全ての道は直角に交差し、碁盤の目のようです
海岸に辿り着くと、対岸の街が見えます
ダウンタウンでボールを蹴っていた少年、ハイポーズ
★聖ヨハネ大聖堂
ヴァレッタの中心にある聖ヨハネ大聖堂、外観はありふれていますが・・・・
内部の装飾は、ものすごい・・・
ドームの天井一面の彫刻、ここまでやるか・・・・
別のドームの天井は壁画で埋め尽くされていました
床も400枚の大理石の寄木細工の墓標で埋め尽くされています
壁も全面彫刻で埋め尽くされています
★騎士団長の宮殿
さすが騎士団、廊下には大勢の甲冑が立っています
夜中に一人で歩くのは怖いかも・・・・・
お偉いお方がおのぼりになる壇上、なかなか豪華!!
甲冑のマスク、ウルトラマンの世界と通じる???
★街を取り囲む城塞
半島そのものが巨大な要塞として構築されています
この巨大な城塞都市を作り出したエネルギーは、
キリスト教とイスラム教の衝突、せめぎ合いからでした
『 この衝突は、膨大なエネルギーを費やしながら、400年後の今も続いている・・・・・・ 』
まさに難攻不落の城塞
岩石の砦そのもの
★アッパーバラッカガーデンからの眺望
ヴァレッタの表門のシティゲートすぐ右、丘の上にアッパーバラッカガーデンがあります
左手には、ヴァレッタの街並み
半島の斜面に階段のように街が形作られています
大砲の向こうに、対岸のセングリア市街が見えます
コスピークワの入り江
対岸のセングリア、突端にセーフヘブン公園の見張り塔
対岸にあるヴィットリオーザ、突端の聖エルモ砦、これも岩石の要塞
A スリーシティの風景 (1) セングリア トップに戻る
ヴァレッタの対岸には、スリーシティと呼ばれる旧市街があり、一番手前がセングリアです。
半島の突端部分、佇む聖像、街角のいたるところに聖像があります、
この先にセーフヘブン公園があります
セーフヘブン公園の監視塔、目と耳の彫刻があります
城塞のいたる所に監視等がありますが、目と耳の彫刻はここだけです
対岸は、城塞都市ヴァレッタ
セーフヘブン公園を背に左側を下る、
石で出来た街並み、左手にドックヤードクリーク、細い道が続く
細い道に紛れ込んだ感じが・・・・、入り江が見えます
中世のヨーロッパの都市にタイムスリップした感じ・・・・
A スリーシティの風景 (2) コスピークワ
入り江の旧市街
対岸の旧市街を見つめる聖母マリア
埠頭のベンチ
船がユラユラ
A スリーシティの風景 (3) ヴィットリオーザ (聖アンジェロ砦)
砦の城門をくぐる、急な上りが続きます
監視塔からはコスピークワの入り江が一望
内部の様子
まさに砦、岩石の要塞、迷路に迷い込んでしまった・・・・
B マルタのバス トップに戻る
マルタ島には鉄道がありません、交通手段はバスが中心です。
シティゲート手前のバスターミナル、すべてのバスはヴァレッタに通じる??
新旧交えてバスがたくさん
ヴィンテージモデルもしっかり現役、超カッコイイ!!
バスは個人所有のようです
雨の日も風の日も、走行中もドアは閉めない? ドアがありません!!!
運転席、日本と同じで右ハンドル
マルタのバスは全てワンマンカー、 『 おつりは大丈夫かな?? 』
Cイムディーナの風景 トップに戻る
イムディーナは昔からマルタ共和国の首都でしたが、首都がヴァレッタに遷都され、徐々にさびれて行った街です。
この街も一応都市計画により造られたようで、城門を入ると、大きな石の建物が林立し、狭い道が碁盤の目のように縦横に走り、しかし、人影はまばらでした。
丘の上に古代都市イムディーナが見えてきます
メインストリート
イムディーナ大聖堂
街角のネコ
細い道が迷路のように続きます
エキゾチックな雰囲気満点
城塞からの眺望
★古代遺跡神殿について トップに戻る
マルタ島に人が住み始めたのは、BC5000年ごろと言われていますが、何故かBC2200年ごろに姿を消してしまったようで、その後の数百年は無人島となっていました。
このBC5000〜BC2200年頃の間に、カートラッツを含めて現存している古代遺跡が造られたと考えられ、これらの遺跡は、アトランティス文明の影響を受けていると言われています。
これらの遺跡は、大きな石で構築されており、まだクレーン等の建設機械の無かった頃に、どのようにして石を運び、神殿を造ったかは解っていません。
D 古代遺跡神殿跡 (1)タルシーン神殿
ヴァレッタから東南に約3Km、市街地の真ん中にあります。
玄関の部分
奥のほうまで見渡せます
古代の壷
D 古代遺跡神殿跡 (2)アールダラムの遺跡
東南の突端、セント・ジョージ湾の近く。
超古代の住居跡
市街地が迫っています
神殿の跡
D 古代遺跡神殿跡 (3)ハイジャーイム神殿
マルタ島の南端、なだらかに海に続く丘陵にあります。
ハイジャーイム神殿の全景
入り口
切り抜かれた巨石
そびえ立つ巨石
D 古代遺跡神殿跡 (4)イムナイドラ神殿
ハイジャーイム神殿からなだらかに草原を下って500mのところにイムナイドラ神殿があります。
ハイジャーイム神殿からイムナイドラ神殿へと続く道、海が見えます
数千年前も(おそらく)同じ景色だった・・・・・
神殿の様子
神殿の入り口
入り口から海を眺める
内部の様子
D 古代遺跡神殿跡 (5)タハージュラ神殿
マルタ島内陸部の西北より、タハージュラ神殿とスコルバ神殿があります。
神殿全景
神殿入り口
入り口より外を眺める
入り口の内側
D 古代遺跡神殿跡 (6)スコルバ神殿
神殿全景
いけにえを捧げた穴らしい??
裏手より
どうやって造ったのだろう・・・・
D 古代遺跡神殿跡 (7)ジャガンティーア神殿(この神殿のみ、ゴゾ島)
ゴゾ島の中心、ビクトリアの東方2Km、内陸部にあります。
ジャガンティーア神殿全景
神殿入り口
入り口内側から、大きさが解ります
マルタ島の古代遺跡より、2回りくらい巨大です
石積み、人の顔のように見えてしまう・・・・
やっぱり人の顔のように見える・・・・
祭壇のようです
世界遺産の横で、蜂蜜を売っている(買ってしまいました!!)
★カートラッツについて トップに戻る
マルタ島、ゴゾ島ともに、カートラッツ(轍)と呼ばれる、車輪が通った後のような平行な溝が石灰岩の台地に残されています。
これをして、アトランティス時代の何か乗り物の車輪の跡と考えられています。
E カートラッツ (1)アールダラム(マルタ島) 
アールダラムの入り江、カートラッツはこの入り江で海の中に消えています
カートラッツ
海の底まで続いているのだろうか・・・・・
E カートラッツ (2)クラップハムジャンクション(マルタ島)
カートラッツの標識
石灰岩の台地、カートラッツと言われれば、そうかも・・・・
ここまで来ると確かに轍です、ジャンクションしています
E カートラッツ (3)アズレウィンドー(ゴゾ島)
海辺の大地に2本の筋が・・・・
これはハッキリしている
Fマルタ島その他の風景 トップに戻る
ヴァレッタの左側、スリーマの景色、リゾート地の顔です
道端にあるガソリンスタンド、屋根がありません
★ゴゾ島について トップに戻る
ゴゾ島は、マルタ島に比べると良く言えば素朴、悪く言えばアバウトな感じで、気候的には、マルタ島に比べて若干乾燥している印象を受けました。
ゴゾ島の中心都市のビクトリアに建設されている城塞はチタデルと呼ばれ、マルタ島の古都イムディーナを少し小さくしたような感じでした。
Gゴゾ島城塞都市、チタデル
城門を入ると、正面にゴゾ大聖堂
大聖堂のメインドーム、正面からみるとちゃんと凸に見えますが・・・・
右手に回って、見上げてみると・・・・・
中心がズレています、この凸は『 だまし絵 』でした
両手を広げた聖母マリア像
ハッと息を飲む美しさ・・・・
マルタ共和国のキリスト教は、マリア信仰の要素が強いと感じました
狭い上りの道が続く、城壁が見えて来た
城壁の上のは回廊となっている
大砲もあります
まさに岩の砦、複雑に造形されています
Hゴゾ島その他の風景 トップに戻る
ゴゾ島のメインストリートの広場
ゴゾ島市街の様子
宿泊したコルヌコピアホテル、とても美しかった
海岸線の奇勝地、アズレウィンドー
ローマ水道橋を横切る羊
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