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ようこそ、オーディオの部屋へ
(このページの製作者は 頭蓋調整、その他治療 のプラクティショナーです)
オーディオには一時期、ずいぶんエネルギーをつぎ込みました。
特に、メインに聴く音楽がバッハのハープシコード曲に収束してからは、これらのソフトをを最高の音質で再生しようと、装置の吟味を繰り返しましたが、会社を辞めて今の仕事に変わってからは、打ち止め状態が続いています。
最近は新しいソフトを購入する事も殆ど無くなり、本当に気に入った数十枚のソフトを大人しく聞いていますが、ある意味とてもリッチな感じです。
長岡鉄男氏のシンボル(?)
HMA-9500U (日立Lo-D)
@長岡鉄男氏の事
私のオーディオで、一つの大きなポイントは、今は亡き評論家の長岡鉄男氏の存在です。
色々な雑誌を読んで行くうちに、長岡鉄男氏の文体に惹かれ、氏の評論を参考にして装置のグレードアップを考えるようになりました。
長岡鉄男氏は一般のオーディオマニアを自宅に招待し、読者との接点を保つ事を氏の評論活動のバックボーンとしていたようです。
そこでオーディオ仲間の友人とハガキを出し、了解を頂き氏のオーディオルームにお邪魔させて頂いた事があります。
箱舟と称したAVルームが出来る前の事です。
今でも忘れられないのは、何か聞きたいレコードは無いかと尋ねられ、長岡鉄男氏がハープシコードの録音では最高の音質と評していた、オランダフィリップスのブランディーヌベルレ演奏の『半音階的幻想曲とフーガニ短調 』(バッハです)をかけて頂いた時の事です。
氏の評論どおり、オーロラのようなハープシコードの余韻が、天井までの空間をホログラフィーの様に三次元的に構成し、そこに異次元空間が現れました。
以後、この音を目標に装置の吟味を繰り返して来ましたが、果たしてどうでしょうか?
もとより比較のしようもありませんが、部分的には良い勝負にはなっているのでは無いかな(?)と思うときもあります。
Aオーディオの基準は何か
バッハ トッカータ&パルティータ
( グレン・グールド )
( オランダフィリップス プレス LP )
グールドは個性的とよく言われますが、
私にはオーソドックスに感じられます。
私にとってオーディオは趣味であり、息抜きです。
生演奏とは別の次元で、自分が楽しめればそれで良いと思っています。
ですから、生演奏を基準にしようとは思いません。
しかし、この考え方には危険が伴います。
余りにも独善的な音を作り上げてしまうと、ある時、ニュートラルからの外れ加減にハッと気がついて、自分で自分の音が嫌いになってしまうかも知れません。
しかし、これはオーディオに限った事では無く、要はバランスの問題で、人間の生きて行くなかで、全てに言える事だと思います。